令和6年10月20日に、御会式が奉修されました。
献膳の儀に続いて『寿量品』の長行の読誦の後、熊本布教区の御尊師方によって『御申状捧読の儀』が行われました。
引き続いて自我偈の読経、唱題と進められたあと、秋山御住職より挨拶の御言葉を賜りました。
その後、法観寺御住職・柏熊信乗御尊師より、
「宗教とは、本尊を絶対の存在として、揺るぎなく、信仰していくことであります。しかし世の中の人々は、宗教というものを、ただ漫然と、また歪んで捉えています。そういった人達が大事にしているのは、歪んだ伝統であったり、抜けられない「しがらみ」や、一時の連帯感・高揚感、利害関係にあったりと、一番大切な本尊は、ないがしろなのです。
故に、大聖人様は『諸宗は本尊にまどえり』とお示しであります。
このように本尊混乱の似非宗教が蔓延るならば、依正不二、住まいと住人の姿が一体であるが如く、国土が乱れていくのは、当然の道理となります。
我々は唯一絶対の御本尊様に対し奉り、正しい信心を成し、清らかな尊い血脈に浴することが叶う。改めてこれを、我が命の大いなる喜び、大いなる誇りとしていただきたいと思います」
と御講演を賜りました。